先日訪問したフォーシーズンズ東京大手町のアフタヌーンティー。内容は手が込んでいて素晴らしく、インテリアもラグジュアリーで素敵なのですがとにかく慌ただしい。優雅な時間を楽しめず接客はムラあり。ホテル、レストラン、カフェに年間100件以上訪問している管理人ですが、これほど不満の残る訪問はないです。フォーシーズンズ東京大手町の料理やハード面がいくら素敵でもまた訪れたいとは思いませんでした。

フォーシーズンズ東京大手町のアフタヌーンティーに行きましたが慌ただしく食べきれず、、お値段を考えるとかなり不満が残りました。
フォーシーズンズ東京大手町とは?


地下鉄大手町駅に直結するOtemachi Oneタワーの最上フロアに位置するラグジュアリーホテル。
フォーシーズンズホテル&リゾーツは本部をカナダに置き、世界各国に展開している国際的なホテルチェーンです。
フォーシーズンズ東京大手町のザ・ラウンジ
フォーシーズンズ東京大手町のザ・ラウンジはOtemachi Oneタワーの39Fにあります。




私が案内いただいたのはラウンジの真ん中ぐらいに位置する窓際の席。窓の外には素晴らしいビューが広がっています。


座席から見ると左手に皇居御苑ビュー。ネットの情報によりますと窓側は人気でなかなか座れないらしいのでおひとり様としては最高の席だと思います。


インテリアもブラックやブラウンなどシックな色を基調としておりとても素敵です。


人数が多い時はこちらのシート。


季節ごとにアレンジメントが変わるロビー。写真には写っていませんが右側にレセプション。ラウンジを通り過ぎてからレセプションがあるというのは珍しいと思います。


レセプションを抜けるとSNSでも有名になっているフォトジェニックな本棚があります。左にバーVIRTU(ヴェルデュ)、右にフレンチレストランest(エスト)になっています。
こちらの本棚はやはりSNS映えを狙うなら最高のスポットです!


本棚はパークハイアットにもあります。パークハイアットはニューヨークテイストでフォーシーズンズはなんとなくヨーロピアン?本部はカナダですが。。でもフォーシーズンズの本棚もとても好きな雰囲気。
こちらは↓パークハイアット東京


ハリウッド映画に出てきそうな感じ。これが30年近く前からあるってやっぱりハイアットのセンスには脱帽します。




ザ・ラウンジ アフタヌーンティーの内容


桜アフタヌーンティー(2023年4月1日~2023年4月30日)+SBOE Tea Selection付き 9800円
セイボリー
筍のフランとロブスター、菜の花餡、蕗の薹味噌ポークハムとグリーンピースのサンドイッチ、胡瓜とミントフォアグラのコンフィと桜の葉サブレ、苺のジュレとピスタチオ新玉ねぎのムース、絹さやと柑橘クーリ、夏みかんと桜のチュイル桜エビとコールスローキャベツのカナッペ、すじのりとバルサミコ
スイーツ
ベリーとチェリーのムースケーキベリーピスタチオシュー苺と桜のタルトレットメープルフィナンシェクリームチーズと苺のムースケーキ桜ラズベリーヴァシュラン苺のサヴァランと桜パンナコッタスコーン桜レモン
出典:フォーシーズンズ東京大手町公式ホームページ


お茶は通常バージョンとSABOEセレクションの2種類のコースがあり私はSABOEを選びました。通常コースだと8800円、SABOE付きが9800円です。


SABOEとは?
SABOE=茶方會
和菓子店「HIGASHIYA」和食店「HIGASHI-YAMA Tokyo」などを運営するシンプリシティの緒方慎一郎氏が設立した茶のブランド
時間は3部制
11:00 ~ 13:00(L.O 12:30)
13:30 ~15:30(L.O 15:00)
16:00 ~18:00(L.O 17:30)
ウェルカムティー。こちらを飲み終わるころにタイミングよくお茶のオーダーを取りに来てくださいます。


モクテルの中からスプリングブーケをセレクト。さっぱりしていて美味しい。程なくしてティースタンドが運ばれてきました。桜がテーマのアフタヌーンティーとあってティーフードはピンク。可愛くてテンションが上がります。


上の段 スイーツ。目にも美しく完成度が高かったです。


下の段 セイボリー
管理人としてはセイボリーにサンドウィッチが入っていたところが嬉しいポイント!最近入ってないことも多いので、、、別の形のパンで提供されるよりやはりベタなキュウリのサンドウィッチがほしい。
桜のチュイルはレースのよう。こちらは見た目だけではなく味もしっかり。


スプリングブーケを半分ぐらい飲んだところでスコーンが運ばれてきました。桜スコーンとレモンスコーン。どちらもとても美味しかったです。


クロテッドクリームとジャム2種。スプーンが3本ついているのも使い分けができてありがたいです!


最後にアイスが運ばれてきました。上段のスイーツがかなり甘めなので最後にアイスは嬉しいですね。


ドレスコード
フォーシーズンズ東京大手町「ザ・ラウンジ」のドレスコードは「スマートカジュアル」です。
■ ドレスコードはスマートカジュアルでございます。
出典:フォーシーズンズ東京大手町予約サイト
スマートカジュアルでNGなのはビーチサンダル、男性の袖なし(タンクトップ)、スポーツウェアぐらいです。
最近はラウンジくらいでしたらスニーカーの方もたくさんいらっしゃいますしホテル側もOKとしています。
フォーシーズンズ東京大手町のラウンジでもスニーカーの方はけっこうお見かけしました。
スマートカジュアルについて詳しくはこちらの記事をご覧いただけましたら幸いです。


アラフィフ管理人の実際の服装
アウターを着るほど寒くもなく、かといってシャツ1枚だと微妙な気温で着るものに困りました。この時期は毎年困っていますがすぐに過ぎ去るのでもったいなく、たいして服も買わずに終わってしまいます。
とうわけで、選んだのはドットのブラウスにレースのスカート。アシンメトリーで変形トップスなので上に出してもまとまりは良いかと思いました。




レイヤードになっているところが素敵なんです。こちらはもう4年目になり、ちょっと飽きていたのですがINせず上に出してみるとまた新鮮な気持ちで着用できました。


このブラウスについてはこちらで飽きた服を復活させるというテーマで書いています。↓
洋服は何年で捨てる?飽きた服をよみがえらせるには?【アラフィフ】


アウターを着るほどでもなかったのでパールの付いたレーヨン混のカーディガンを羽織りました。
ブラウス、カーディガン、スカート全てグレースコンチネンタルのものです。


バッグとシューズはこんな感じ。足元はニットのミュールです。


白のスニーカーでも合うかなと思います。むしろそちらのほうが良かったかも。。。


フォーシーズンズ東京大手町のラウンジに再訪したいと思わない理由
ここまで良いことばかりを書いてきましたが、、、タイトルの件に触れたいと思います。
あくまで管理人の主観ですので、ご了承ください。
フォーシーズンズ東京大手町ザ・ラウンジのアフタヌーンティーは内容もとても良いですし、建物インテリアのハード面は最高です。
でもまた行きたいと思わない理由は下記の3つ。
①つっこみどころ満載の接客
②時間制限が厳しく食べきれない
③紅茶が美味しくない、淹れ方が雑
まず、エントランスに着いてから席に通されるまではスマートでさすがはフォーシーズンズだわ!と思ったのですが、、
私が通されたテーブルに朝食の小さなパンくず(おそらく宿泊者のブッフェ)が落ちていました。
えっ?ちゃんと拭いてないのかしら?と思っているとホテルの方がそれを無言で手で払っていました…私が気づいてないとでも思ったのでしょうか?
突然の訪問者に慌てて散らかった部屋を片付ける人を連想してしまいました。まずここでトーンダウン。
その後の接客は良かったのですが、問題はアフタヌーンティー半分を過ぎたところ。
茶葉のブランドを伺ったところ、「サボエコースなので全てサボエです。」という。
サボエコースだからサボエを使ってるのは知ってます(怒)
サボエコースは通常の茶葉ブランドに加えて、サボエがプラスされているはず。
私は通常使用している紅茶の茶葉ブランドを知りたかったのですが、詳しくないのか忙しいのか早く終わってほしいという雰囲気を出しながら足早に去っていきました。
しかもサボエだって昔ながらの茶葉ブランドではないのだから、もっと説明すべきでは…などもやもや。
外資でお茶が素晴らしいホテルで比較すればマンダリンやリッツを見習ってほしい。
同じブランドならフォーシーズンズ丸の内は素晴らしいのにこちらはなぜ?
帝国ホテルはもちろんどなたでも答えられますし、こちらがもっと深い内容を求めているとわかるとわざわざ詳しい方、ティーマイスターがいらっしゃいますよ?
セルリアンタワー東急ホテルはお得すぎる価格でアフタヌーンティーを提供してる上にお茶に合うお砂糖まで詳しいですから、フォーシーズンズ東京大手町は9800円払って茶葉の話も聞けないなんて倒れそうになります。
スタンドが来てほどなくして「熱々のスコーンをお持ちします。」というので楽しみにしていたら、全然熱々じゃない。聞き間違い?
肝心のスコーンはとても美味しいのですが2ついただくと、その時点でスタンドの上段に残っているティーフードを食すのが辛くなってきました。
2時間では到底食べきれない量。
アフタヌーンティーはそもそも残すことはマナー違反ではないのですが(足りない方がホストとしてはNG)それにしても残しすぎが気になり、包めますか?とダメもとで聞いてみると、「スイーツですか?ダメなんですぅ」とあっさり言う。
そうよね、ダメなのはわかります。ダメでも他に言い方はないものかと思う。
最近は日本人的なもったいない精神に合わせて包んでくださるところも増えてきているとは聞きますが、、、
アフタヌーンティーってティーフード片手にゆっくりお茶を楽しむものなのに、大食い選手権に出てお茶で流し込んでるみたい。
ゆっくり楽しみたかったお茶ですが2時間制で最後の30分は煽られるのであまり多くの種類はいただけず。
こちらのホテルは日本茶に力を入れているようで確かに以前訪問した時も日本茶は相当美味しかったですが、今回紅茶は美味しくなかったです。ダージリンが一番実力がわかると思うのでそちらをオーダーしましたがファミレスのドリンクバーレベル。
先日、ステーションホテル、ニューグランドと紅茶の美味しいお店が続いたので余計にまずさが際立ったのかもしれません。
ラストオーダーの時間になるとオーダーを取りに来てくださったのですが、なんと前に頼んだお茶がまだたくさん残っているのに、カップでしれっと置いていきました。 冷めるじゃん。
ラストオーダーってそういう意味なの⁈
そんなこと初めて。
普通は前のお茶がなくなるタイミングでラストオーダーしたお茶が熱々の状態で提供されます。
リッツなんて太っ腹なので毎回ポットです。しかも茶葉も変えられるし、1人の方が担当してくださる。
ペニンシュラなんてプライベートバルコニーにしたってもっと安くて、バトラーさんが付きますよ…
お茶の大渋滞が起きてめまいがしているところに、しれっと伝票を持ってくる。何?煽り運転?
伝票だけはやたら素早い 笑
2時間制で入れ替えが30分しかない事にあとから気づきました…
平日3部制なんて客入れすぎでは…高回転率で利益中心?ここまでホスピタリティーが感じられないのは珍しいです。
横浜ロイヤルパークホテルは土日は同じように3部制ですが煽られることなんてないし、平日は2部制でかなりゆったりしています。
向こうからお時間ですと言われたら不機嫌が顔に出そうだったので終了5分前に席を立ちました。
フォーシーズンズ丸の内が素晴らしいので、大手町も期待してしまいました…
過去には椿山荘と提携していましたがその時は本当に素晴らしかった….これ以上のホテルってあるのかな?ってくらい素晴らしかった。同じフォーシーズンズでも違うのね…
普通同じクオリティーだと思うではないですか…
大手町ができた年に一度訪問しましたが、その時もコートを預けて、帰りにエレベーター付近にいる男性に声をかけたら、コートはテーブルで会計の時に言ってくださいね。みたいに言われたような…
最後の最後でここイマイチだな。オープンしたばかりだから?いまんとこ三流。と思ってなんとなく腹立たしく仕切り直しにフォーシーズンズ丸の内に移動したのでした。
やはり丸の内は素晴らしいホスピタリティで、変な時間に予約なしで現れたおばさんにも至れり尽くせり。
もともとここの和牛ハンバーガーが大好きだったのですがもう提供していないということでその時のお腹の空き具合に合わせて、軽食とスイーツを用意してくださいました。






変な時間なのにどうぞどうぞゆっくりしてくださいという感じ。
逆に夕食が始まるのでは、、、とハラハラする始末。
広いテーブルを独り占め。


スタッフさんはニコニコ声をかけてくださり、誰も気取ってないのにスマートな接客。
ちょうどクリスマスシーズン初めだったのでロビーにはクリスマスツリー。


映えを狙うなら大手町ですが、もうこの年になるとそういうのいらないので都内でフォーシーズンズなら丸の内に軍配があがります。
大手町は記念日でないときにふらっと訪問してみるのは良いと思います。記念日はおすすめしません。
帰宅してから一休の口コミを見ると☆1などの酷評レビューがけっこうありました。たくさんのホテルに行かれている方はその傾向が強いように思いました。私だけではないのですね、、
でも宿泊は違うのかもしれませんのでね、、、私は行きませんが。
2025年に横浜にもフォーシーズンズが開業するのでそちらは期待しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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